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Garmin Outdoor Maps+とは?対応機種・料金・機能を徹底解説

活用法

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近年、日本国内でも登山やキャンプ、トレッキングといったアウトドア活動が一層人気を集めています。

特に、ソロキャンプや長距離トレイル、クロスカントリースキーなど、より本格的で多様なアクティビティに挑戦する人が増加。

その中で、ナビゲーションや地図情報は安全性や快適性を大きく左右する重要な要素です。

Garminが2025年8月7日に提供を開始する「Garmin Outdoor Maps+」は、世界各地の高精細地図や衛星画像、地形データなどをサブスクリプション形式で利用できる新サービス。

登山やハイキングだけでなく、スキー、キャンプ、釣りなど、多彩なアウトドアシーンに対応します。

本記事では、Garmin Outdoor Maps+の概要、対応機種、料金プラン、主な機能や特徴、スマホアプリとの連携方法、活用シーンまで徹底的に解説します。

これを読めば、あなたのアウトドア活動にこのサービスが必要かどうかがわかるはずです。

目次

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Garmin Outdoor Maps+とは

Garmin Outdoor Maps+は、Garminが提供するサブスクリプション型の高精細地図サービスです。

月額または年額の料金を支払うことで、日本国内を含む世界中のプレミアム地図データにアクセスでき、対応するGarminデバイスやスマートフォンアプリで利用できます。

このサービスの特徴は、単なる地図表示にとどまらず、衛星画像、地形の陰影表示、等高線や土地境界情報、スキービュー、水辺探索機能など、多彩なアウトドア特化型の地図レイヤーを提供する点にあります。

また、日本国内の地図データは国土地理院の高精細ラスターデータ(Japan Raster)を採用しており、登山道やトレイル、林道などの詳細情報も網羅。

オフライン利用にも対応しているため、山間部や通信環境の悪いエリアでも安心して活用できます。

提供開始日は2025年8月7日(木)で、アジアでは日本が先行導入国となります。

対応機種一覧

Garmin Outdoor Maps+に対応するデバイスは、以下の通りです。

  • fēnix 7 Pro / fēnix 8 シリーズ
  • epix Pro (Gen 2) シリーズ
  • MARQ (Gen 2) シリーズ
  • Enduro 2 / Enduro 3
  • Descent Mk3 シリーズ
  • tactix 7 / tactix 8 シリーズ
  • Venu X1
  • Forerunner 955 / 965 / 970
  • GPSMAP 67 / 67i

さらに、Garminの無料アプリ「Garmin Explore」や「Tread」を利用すれば、スマートフォンからも地図データにアクセス可能。

ルート作成やナビゲーション機能も使えるため、デバイスの選択肢は広がります。

料金プラン

Garmin Outdoor Maps+の料金はシンプルで、月額プランと年額プランの2種類が用意されています。

  • 月額プラン:800円(税込)
  • 年額プラン:7,480円(税込)

年額プランを選択すると、月額換算で約623円となり、年間で1,120円ほどお得に利用できます。

アウトドア活動が年間を通して多い方や、登山シーズンに限らず複数のスポーツで活用したい方には年額プランがおすすめです。

料金には、以下のようなサービスが含まれます。

  • 日本国内および世界中のプレミアム地図データへのアクセス
  • 高精細ラスターマップ(Japan Raster)
  • 衛星画像・陰影表示・等高線表示などの各種地図レイヤー
  • スキービュー、水辺探索、公有地マップなどの専用機能
  • 定期的なデータ更新と拡張

また、1つのアカウントで複数のGarminデバイスと同期できるため、腕時計型とハンディGPSの併用など、利用スタイルに合わせた柔軟な運用が可能です。

主な機能と特徴

Garmin Outdoor Maps+は、単なる地図表示を超えた、多彩なアウトドア向け機能を備えています。

特に、登山やキャンプ、スキーなど自然環境下での活動に強い機能が揃っています。

高精細地図データ

  • 国土地理院のラスターマップ(Japan Raster):日本国内では登山道や林道、地形の陰影、等高線などが詳細に描かれた国土地理院の高精細ラスターデータを採用。紙地図と同等の情報量をGarminデバイスやアプリ上で確認可能。
  • 世界各国のプレミアム地図:海外では登山やトレイルの情報、地形データを含む高精細地図を提供。海外登山やトレッキング、スキーにも対応。
  • 衛星画像(Satellite Imagery):実際の地形や植生状況を視覚的に確認可能。登山口やキャンプ地の下見にも活用できる。
  • 高精細陰影表示(Shaded Relief):地形の起伏を立体的に把握でき、登山ルートの難易度や危険箇所を事前に把握可能。

スキービュー(SkiView)

スキー場のゲレンデマップやコースレイアウトを表示。コースの傾斜や長さ、難易度を事前に確認でき、滑走計画を立てやすくなります。

水辺探索(Water Exploration)

湖や河川、海岸線などの詳細マップを表示可能。釣りやカヤック、SUPなど水辺のアクティビティにも対応します。

公有地マップ

米国など一部地域では、公有地と私有地の境界を表示するマップを提供。

ハンティングやバックカントリー活動の安全確保に役立ちます。

マルチレイヤー表示

地形図、等高線、ルート、登山道、水辺情報などを複数のレイヤーで重ね合わせ表示可能。

必要な情報だけを組み合わせて見られるため、目的に応じたカスタム表示ができます。

このように、Garmin Outdoor Maps+は「地図を見る」だけでなく、「アクティビティに合わせて必要な情報を選び、重ね合わせて使う」ことができるのが大きな強みです。

スマホアプリ連携

Garmin Outdoor Maps+は、対応デバイス単体だけでなく、スマートフォンアプリとも強力に連携できます。

これにより、より大きな画面でのルート作成や地図の事前確認、データ管理が可能になります。

Garmin Exploreアプリ

  • オフライン地図対応:事前に地図データをダウンロードしておけば、圏外でも詳細な地図を表示可能。
  • ルート作成と同期:スマホで作成した登山ルートやウェイポイントを、ワンタップでGarminデバイスに送信可能。
  • アクティビティログ管理:移動履歴や高度プロファイル、距離などの詳細データを記録・確認可能。

>>Garmin Exploreアプリ

Treadアプリ

  • オフロード向けルート作成:バイクや4WD車での林道走行、キャンプ地までのアクセスに便利。
  • グループライド追跡:仲間の位置情報をリアルタイムで確認できるため、広範囲の移動でもはぐれにくい。
  • 複数デバイス管理:ハンディGPS、腕時計型GPS、車載ナビなど異なるGarmin機器を一括管理可能。

スマホ連携のメリット

  1. 大画面での地図表示:山岳地帯や広大なエリアを俯瞰的に確認しやすい。
  2. 入力のしやすさ:小型デバイスでは面倒なルート名やメモ入力も、スマホなら快適。
  3. データのバックアップ:クラウド同期により、端末が故障してもルートやログが失われない。

このスマホ連携機能によって、Garmin Outdoor Maps+は単体利用よりもはるかに計画性・利便性が高まります。

活用シーン例

Garmin Outdoor Maps+は、幅広いアウトドア活動に対応できる汎用性の高い地図サービスです。

ここでは、代表的な利用シーンを具体的にイメージしながら紹介します。

登山・トレッキング

高精細ラスターマップと等高線表示により、山の起伏や登山道の分岐を正確に把握できます。

山小屋や水場の位置も確認でき、遭難防止に大きく貢献。事前にルートをスマホで作成し、腕時計型Garminデバイスに同期しておけば、現地での操作も最小限に抑えられます。

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キャンプ

キャンプ地の周辺地形や水辺の位置を事前に確認することで、安全かつ快適な設営場所を選べます。

衛星画像を使えば、地面の状況や日陰の位置までチェック可能。

特にソロキャンパーにとっては、より安心感のある計画が立てられます。

クロスカントリースキー・スノーボード

スキービュー機能を使えば、スキー場のコースやリフト配置を事前に把握できます。

滑走中も位置情報がわかるため、迷う心配が少なくなります。

バックカントリーエリアでの利用にも有効ですが、必ず安全対策を徹底しましょう。

自転車・ハイキング

サイクリングや長距離ハイキングでは、舗装路だけでなく林道や未舗装路の情報が重要です。

Garmin Outdoor Maps+の詳細地図は、走行可能なルートを事前に確認できるため、計画的な移動が可能になります。

このように、Garmin Outdoor Maps+は単なる地図アプリではなく、アウトドア活動全般を支える強力なナビゲーションツールです。

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まとめ

Garmin Outdoor Maps+は、登山、キャンプ、スキー、ハイキングなど多様なアウトドアアクティビティを支えるサブスクリプション型高精細地図サービスです。

本記事で解説したように、主な魅力は以下の通りです。

  • 日本国内は国土地理院のラスターマップ、海外はプレミアム地図を提供
  • 衛星画像、陰影表示、等高線など豊富な地図レイヤー
  • スキービューや水辺探索などアウトドア特化機能
  • 月額800円/年額7,480円のシンプルな料金設定
  • Garminデバイスだけでなくスマホアプリとも連携可能

特に、安全性を重視する登山者や、事前のルート計画をしっかり行うキャンパー、滑走計画を立てたいスキーヤー・スノーボーダーには大きなメリットがあります。

アウトドアでの活動は天候や地形など不確定要素が多く、情報の正確さと事前準備が安全を左右します。

Garmin Outdoor Maps+は、その両方を支える強力なツールとして、これからのアウトドア活動に欠かせない存在になるでしょう。

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