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ガーミン「Forerunner 970/570」徹底比較|進化したランニング性能とは?

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2025年6月、Garminから注目の最新ランニングウォッチ「Forerunner 970」と「Forerunner 570」が登場しました。

両モデルは、これまでの常識を覆すほどの高性能と利便性を備えており、ランナーからトライアスリート、日常使いの健康管理まで幅広く対応します。

今回の新シリーズでは、視認性に優れたAMOLEDディスプレイやマイク&スピーカーを搭載し、音声アシスタントや通話にも対応。

さらに、ランニング効率を「見える化」する新ダイナミクス機能や、心電図(ECG)アプリ、Suica対応など、スマート機能も大幅に進化しています。

本記事では、Forerunner 970と570の機能・価格・スペックの違いを徹底比較し、あなたに最適な一台を選ぶヒントを提供します!

目次

Forerunner 970/570の最新機能と進化ポイント

Forerunnerシリーズの中でも最上位に位置づけられる「970」と、コストパフォーマンスに優れた「570」。

どちらも2025年登場の最新モデルとして注目されています。

ここでは、両モデルに搭載された進化した機能や改善ポイントを、具体的に紹介していきます。

視認性やトレーニング分析の進化に注目しながら、自分に合った選び方のヒントを見つけてみてください。

Forerunner 970


Forerunner 570


AMOLEDディスプレイ搭載で視認性向上

Forerunner 970と570は、シリーズ初の高彩度AMOLEDディスプレイを採用しています。

これにより、直射日光下でも視認性が格段にアップし、ランニング中でも必要な情報を瞬時に確認できます。

ディスプレイサイズはForerunner 970が47mmで1.4インチの大画面。

Forerunner 570は47mm(1.4インチ)と42mm(1.2インチ)の2サイズ展開で、手首の細い人にもフィットする仕様です。

マイク&スピーカー搭載|音声操作・通話対応

両モデルに搭載されたマイクとスピーカーにより、走行中でも音声アシスタントの操作や電話応答が可能になりました。

音声コマンドによる操作や、通話の応答・拒否、さらにはテキストメッセージの音声入力にも対応しており、スマートウォッチとしての実用性が大幅に向上しています。

LEDフラッシュライト初搭載で夜間も安心

シリーズで初めてLEDフラッシュライトを搭載。赤色光やSOSモードへの切り替えも可能で、夜間のランニングや暗所でのアクティビティ時の安全性を高めます。

特に早朝ランや夜道を走るユーザーにとって、視認性と存在感を高める重要な機能です。

高精度光学式心拍センサーとECGアプリ

新たに搭載された第5世代光学式心拍センサーにより、心拍データの精度が向上。

Forerunner 970ではこれに加えて心電図(ECG)アプリにも対応しており、不整脈(心房細動)の予兆を検知できます。

ただしECG機能は医療用ではなく、あくまでヘルスチェックの補助的な役割。使用にはスマートフォンとのペアリングが必要です。

心拍モニタリングはランニングだけでなく、日常の健康管理にも大きく貢献します。

ランニングダイナミクスで「効率」が見える化

Garminの上位モデルであるForerunner 970/570は、「走りの質」を科学的に分析できるランニングダイナミクス機能を搭載しています。

単にペースや距離を測るだけでなく、フォームや効率に着目したデータ取得が可能です。

これにより、自分の走り方のクセや無駄な動きを客観的に把握し、記録向上やケガ予防に役立てることができます。

ランニングエコノミーとは?

Forerunner 970に搭載された「ランニングエコノミー」は、走行時のエネルギー効率を数値化してくれる画期的な機能です。

「エネルギーをどれだけ効率よくスピードに変換できているか」をリアルタイムで可視化し、フォームの改善や無駄なエネルギー消費の抑制に役立ちます。

結果として、持久力の向上やランニング速度の改善を図ることが可能です。

この機能はHRM600とのペアリングによって最大限の効果を発揮し、プロのコーチのように「今の走り」がどれだけ合理的かを解析してくれます。

ステップスピードロスが教える減速ポイント

ステップスピードロスは、足が着地してから再び地面を離れるまでの減速を測定する機能です。

これは、ランナーの「ブレーキ動作」を客観的に捉えるもので、減速が大きいほどエネルギーが無駄になっていることを示します。

この値を分析することで、自分のフォームが効率的かどうかを見直す材料となり、地面との接地時間の最適化や脚力強化など、具体的な改善に結び付きます。

ランニング耐久値で「身体の限界」を知る

ランニング耐久値は、平坦な地面で1km走った際に身体へかかる衝撃負荷を基準として、どれだけの負荷に耐えられるかを示す指標です。

具体的には、衝撃を受けた際の骨・筋肉・関節の耐久性を測定し、ケガのリスク管理や適切なトレーニング強度の設定に役立ちます。

たとえば「今日は耐久値が低い=身体が疲れている」と判断できれば、無理なランを控えて回復にあてる選択ができます。

反対に、数値が高い日は負荷を上げたスピード練習やインターバル走に取り組む好機です。

このように、単なる「距離や時間の管理」ではなく、身体そのものの状態を定量的に把握できるのが、Garminが提供するランニングダイナミクスの真価です。

『Forerunner 970』と『570』の違いを徹底比較

購入を検討するうえで気になるのが、「上位モデルとスタンダードモデルの具体的な違いは何か?」という点です。

Forerunner 970と570はどちらもランナー向けに設計された本格派ですが、実はサイズ感や重量、画面の見やすさなど、細かな仕様に差があります。

ここではまず、毎日身につけるからこそ重要な、外観やディスプレイに関する違いをわかりやすく比較していきます。

サイズ・重量・ディスプレイスペックの比較

Forerunner 970と570はいずれも47mmケースモデルを用意していますが、570には42mmモデルも存在し、女性や手首の細い方に適しています。

重量は970が56g、570(47mm)が50g、570(42mm)は42gと、570の方が軽量です。

ディスプレイはいずれも高彩度AMOLEDを採用し、970と570(47mm)は1.4インチ、570(42mm)は1.2インチとなっています。

ピクセル数も大きな差はなく、視認性はどのモデルも非常に高水準です。

ベゼル・レンズ素材と耐久性の違い

970はチタン製ベゼルとサファイアクリスタルレンズを採用しており、軽量ながらも非常に高い耐傷性と剛性を備えています。

一方、570はアルミニウムベゼルとCorning Gorilla Glass 3レンズを搭載。

必要十分な耐久性はありますが、970の方が過酷な環境やトレイルランにも安心して使える仕様です。

搭載センサーとECG(心電図)対応の有無

最大の違いのひとつが、Forerunner 970のECG(心電図)アプリ対応。

これは第5世代光学式心拍センサーと組み合わせて、心房細動の兆候を検出する医療レベルの機能を提供します(※医師の診断には代替できません)。

この機能は970限定で、570には非搭載。

健康管理まで踏み込んだサポートを重視するなら、970が圧倒的に有利です。

ClimbPro&フルカラーマップ(970限定)

Forerunner 970は、国土地理院認可の日本詳細地形図を搭載したフルカラーマップに対応。

ClimbPro機能も備え、傾斜・距離・標高の増加量などをリアルタイムで表示します。

山道や坂道が多いルートでも、ナビゲーションとデータ解析の両面で力を発揮します。

一方の570はマップ機能非対応。

あくまで「ランニングやフィットネスに集中したい人向け」の設計になっています。

このように、970は価格が高いぶん、より高精度・高機能なデータサポートとタフな使用環境を想定した設計が特徴です。

一方、570は機能を絞りつつも、AMOLEDや音声操作など必要なポイントはしっかり押さえており、コスパの高い選択肢と言えるでしょう。

HRM600/HRM200との連携でプロ級の計測を実現

GarminのForerunnerシリーズは、単体でも高精度なデータ計測が可能ですが、専用の心拍センサー「HRM600」「HRM200」と組み合わせることで、より詳細で信頼性の高い計測が実現します。

これらのアクセサリーを活用すれば、トレーニング効率やフォームの最適化にも直結。

アスリート志向のユーザーや、データをもとに本格的な改善をしたい人には、まさに必須のセットといえるでしょう。

HRM600


HRM200


高精度HRV・心拍変動分析でフォーム改善

Forerunner 970および570は、HRM600/HRM200と組み合わせることで、トレーニングデータの精度を一段と高められます。

特に注目したいのが、心拍変動(HRV)をベースにした詳細な負荷解析とフォームチェック機能です。

心拍変動とは、心拍の間隔の揺らぎを計測し、身体の回復度合いやストレス状態を数値化するもの。

HRM600を装着すれば、HRVステータスをより正確に取得でき、トレーニングレディネスやトレーニングステータスの精度も向上します。

また、左右の地面接地時間や上下動など、フォームに関わる6つのダイナミクス指標も記録可能で、自分の走りを客観的に改善していくための重要なデータが揃います。

ウォッチ非装着時でも使える18種のアクティビティ記録

HRM600/HRM200は単体でアクティビティデータを記録する機能を備えており、ウォッチを装着していない状態でも利用可能です。

屋内のフィットネスジムや、時計を付けにくいコンディション(例:競泳や格闘技)でも、ベルトだけで記録が残せるのは大きなメリットです。

対応アクティビティはランニング、バイク、ヨガ、ピラティス、HIIT、ステップ、スキーなど18種類。

トレーニング後にGarmin Connectでデータを同期すれば、ウォッチと同等の記録が一括で管理できます。

長時間駆動・交換式バッテリーで安心運用

HRM600には着脱可能なバッテリーが採用されており、連続稼働は最大1年と非常にロングライフ。

バッテリー残量はウォッチ上で確認可能で、交換タイミングも分かりやすくなっています。

また、ベルト部分には抗菌・速乾素材を採用し、長時間の着用でも不快感が少なく、洗濯にも対応しています。

これらのセンサーとの連携によって、Garmin Forerunner 970/570の実力は一層引き立ちます。

単体でも高機能ですが、HRMシリーズを組み合わせることで、「自分の身体の使い方」や「疲労の溜まり方」までをデータで可視化でき、まさにプロ仕様のトレーニング環境が整います。

GPS性能&安全性も強化|信頼のトラッキング機能

ランニングやアウトドアでの使用において、位置情報の精度と安定性は非常に重要です。

Forerunner 970/570は、最新のGPS技術を搭載することで、都市部のビル群や山間部でも高精度なトラッキングを実現。

移動ルートやペース管理の正確性が大幅に向上し、トレーニングやレースでのパフォーマンスを最適化できます。

GNSSマルチバンド+SatIQで高精度測位

Forerunner 970と570の両モデルは、複数の衛星測位システム(GPS、GLONASS、Galileo、みちびきなど)に対応したマルチバンドGNSSを搭載。

さらに、SatIQ(サットアイキュー)という自動選択アルゴリズムを組み合わせることで、環境に応じて最適な測位モードを選び、常に高精度の位置情報を維持できます。

これにより、ビル街や山間部など、これまで位置ズレやロストが起きやすかった場所でも安定した計測が可能です。

ランニングやトレイル、サイクリングのコース記録はもちろん、日常の移動ログも正確に残せます。

セーフティ&トラッキング機能で緊急時も安心

Garminウォッチならではの安心機能として、「セーフティ&トラッキング」機能が標準搭載されています。

転倒検出や位置情報のリアルタイム共有、緊急連絡先へのSOS通知など、アクティビティ中の万が一に備えた設計です。

ランニングやサイクリング中に事故や異常が発生した場合、自動でスマートフォン経由で緊急連絡先に通知が送られ、位置情報も共有されます。

特に夜間のソロランや山間部での活動時に心強い味方となる機能です。

ロングバッテリー性能の比較と使い分け

バッテリー性能も両モデルの魅力のひとつ。Forerunner 970はGPSモードで最大31時間、スマートウォッチモードで23日間の稼働が可能です。

一方、Forerunner 570はGPSモードで26時間、スマートウォッチモードで14日間。

どちらも長時間のトレーニングやウルトラマラソンにも対応します。

970のほうがバッテリー寿命に優れており、特にフルマップ表示やマルチGNSSを長時間利用したい方にはおすすめです。

570も軽量でありながら十分なスタミナを持ち、日常使いとトレーニングの両立に向いています。

健康管理・フィットネス機能も抜かりなし

Forerunner 970と570は、ランナー向けモデルでありながら、日常の健康管理にも対応したオールインワンウォッチです。

Garminが誇る各種ヘルスモニタリング機能を搭載し、日々のコンディションを客観的に見える化。

単なるトレーニングギアではなく、日常生活の質を高める健康パートナーとしても活躍します。

Body Battery、睡眠スコア、血中酸素など多彩な指標

GarminのForerunner 970と570は、単なるランニングウォッチにとどまらず、健康管理にも大きな力を発揮します。

特に注目すべきは「Body Battery」機能。

これは一日のエネルギーレベルを数値化するもので、心拍変動やストレス、睡眠の質などをもとに“今どれだけ活動できるか”を判断できます。

さらに、血中酸素濃度(SpO2)のモニタリングにも対応。高度変化のある山道や、体調管理が重要な状況でも有用です。

睡眠スコアでは、浅い睡眠・深い睡眠・レム睡眠のバランスを分析し、より質の高い休息を目指せます。

これらの指標を毎日記録・蓄積することで、自身の生活リズムや回復力をデータで可視化できるのが、Garminならではの強みです。

スポーツ対応数は100種類以上!多彩な競技をサポート

Forerunner 970/570は、ランニング・サイクリング・スイム・トライアスロンといった定番種目だけでなく、ピラティスやヨガ、筋トレ、スキー、HIIT(高強度インターバルトレーニング)など、100種類以上のアクティビティに対応しています。

また、トレーニングごとに「強度」「負荷」「回復時間」などを自動解析し、次のワークアウトの計画にも役立てられます。

特に、週単位での「トレーニングステータス」や「負荷バランス」の分析機能は、過剰トレーニングの回避やコンディショニングに効果的です。

スマート通知・音楽・Suicaなど日常機能も満載

ランナーだけでなく、日常でも使いたい方に嬉しいのが、スマート機能の充実ぶり。

スマートフォンと連携することで、LINEや電話、メールの通知を手元で確認可能。

さらに、SpotifyやLINE MUSICなどの音楽サービスに対応し、Bluetoothイヤホンと組み合わせれば、スマホなしで音楽を楽しむこともできます。

また、日本国内ユーザーにとって特に便利なのが「Suica」対応。ランニングついでの買い物や、通勤・通学時の移動でもストレスなく利用できます。

これにより、Garminは単なる「トレーニングツール」から、「日常に溶け込むスマートギア」へと進化しています。

Forerunner 970/570はどんな人におすすめ?

Forerunner 970/570は、ただのランニングウォッチではありません。

高度なトラッキング精度やランニングダイナミクス、健康管理機能までを備えたアスリート仕様のモデルです。

自分に合った1台を選ぶことで、日々のトレーニングがより戦略的に、そして確実に成果へとつながっていきます。

ここでは、それぞれのモデルがどんな目的・レベルのランナーにフィットするのかを紹介していきます。

本気のトレーニングに臨むランナー

Forerunner 970は、心電図アプリやランニングエコノミー、ステップスピードロスといった高精度な測定機能を多数搭載しており、トップレベルのトレーニングに対応する仕様です。

トレイルラン、マラソン、ウルトラマラソンといった競技志向の強いランナーには、リアルタイムデータで「走りの質」を磨くための最高のツールになります。

また、ClimbPro機能や日本語マップによるナビゲーションは、登山や山岳トレイルでも威力を発揮。

ルートを可視化しながら高度変化を確認できるため、計画的かつ安全なアクティビティが実現します。

データで走りを改善したいフィットネス層

Forerunner 570は、970の上位互換とはいえ、フィットネス志向のランナーにとっては必要十分な機能を備えています。

AMOLEDディスプレイやマイク・スピーカーの搭載により、視認性・操作性ともに快適。

トレーニングステータスやリカバリータイム、トレーニングレディネスなどの指標は、日々のトレーニングにおける「判断材料」として非常に優秀です。

また、42mmモデルが用意されている点も見逃せません。

コンパクトかつ軽量なため、長時間装着しても負担が少なく、女性や手首の細い方でも使いやすい設計です。

日常使いと健康管理もこなせるハイエンドモデル

Garminウォッチは、アスリート向けの機能だけでなく、一般ユーザーが「健康を管理する」ための要素も豊富に備えています。

Body Battery、ストレスレベル、睡眠分析、血中酸素濃度の測定など、日常生活の質を高めるデータを常に記録し続けてくれます。

さらに、Suicaや音楽、スマート通知といった生活系の便利機能が充実しているため、スマートウォッチとしての完成度も非常に高いです。

これ1本で「スポーツも生活も」サポートしてくれるため、アクティブライフを送りたいすべての人におすすめできます。

【まとめ】Forerunner 970 or 570、どっちを選ぶべき?

Garmin『Forerunner 970』と『570』は、どちらも非常に優れた機能を持つランニング&スマートウォッチですが、選ぶポイントは「どこまでの機能を求めるか」に尽きます。

より高精度なトレーニング分析や登山向け機能、心電図測定など、スポーツと健康の両方を深く追求したい方には970が最適です。

チタンベゼルとサファイアレンズの耐久性、ClimbProやマップ表示、ランニングダイナミクスの充実度も、ハイエンドモデルならではの魅力です。

一方で、570は「コストを抑えつつも機能性を妥協したくない」という方にぴったりのモデル。

音声通話、AMOLEDディスプレイ、Suicaや音楽再生機能など、スマートウォッチとしての利便性を兼ね備えながら、価格を抑えています。

特に42mmモデルの存在は、手首の細い方や軽量モデルを求める層にとって大きな魅力です。

「データに基づいた本格トレーニングをしたい」ならForerunner 970。
「日常もトレーニングもスマートにこなしたい」ならForerunner 570。

あなたのライフスタイルやトレーニングの目的に合わせて、最適なGarminを選んでください。両モデルともに、あなたの毎日を確実にアップグレードしてくれるはずです。

Forerunner 970


Forerunner570


HRM600


HRM200