Garmin 970と965を徹底比較|進化点と最適モデルを解説
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Garminのランニングウォッチの中でも特に人気の高い「Forerunner」シリーズ。
その中でも最新モデルとして注目を集めているのが Forerunner 970 と Forerunner 965 です。
どちらも高精度なGNSS、豊富なトレーニング分析機能、軽量ボディなど、ランナーが求める要素をしっかり押さえたフラッグシップモデル。
しかし、両者には細かな違いがいくつも存在します。
この記事では、両モデルの公式スペックをもとに、進化点・違い・おすすめの選び方を徹底比較。
ランニング特化のモデルがほしい人も、トライアスロンやアウトドアで使いたい人も、この記事を読めば自分に最適なモデルがわかります!
それでは早速解説です!
目次
- Garmin Forerunner 970と965の違いを総まとめ
- デザインとディスプレイの比較
- バッテリー性能の違い
- トレーニング・分析機能の比較
- 地図・ナビゲーション性能
- 健康モニタリング機能
- スマート機能の比較
- 価格・コストパフォーマンス
- どちらを選ぶべき?タイプ別のおすすめ
- まとめ
【モデル比較】Forerunner 970 vs Forerunner 965
ランニングGPSウォッチ「Forerunner」シリーズの上位機種を比較
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Forerunner 970
Forerunner 965
Garmin Forerunner 970と965の違いを総まとめ
Forerunner 970と965はいずれもハイエンド向けのランニング・マルチスポーツモデルですが、970はより最新世代のセンサーと強化されたトレーニングサポートを搭載した「最上位モデル」という位置づけです。
965は先代フラッグシップで、AMOLEDディスプレイと地図対応で人気を獲得した万能型。
両者の関係性は、「965 → 970へと進化した」というイメージが最も近いでしょう。
両モデルの位置づけ
Forerunner 965は、AMOLEDディスプレイを採用したことで視認性が大きく向上し、ランニングはもちろん、トライアスロンやアウトドア用途にも対応できる万能フラッグシップモデルとして評価されてきました。
一方、Forerunner 970はその965をベースにしつつ、
- より精度の高い新世代光学式心拍センサー
- トレーニングステータスやレディネス指標の強化
- 進化したナビゲーションサポート
など、アスリートが求める要素をさらに磨き上げた“実質的な後継モデル”といえる存在です。
両者は似ている部分も多くありますが、細かい違いを見ていくと、ランナーにとって性能差を感じるポイントも少なくありません。
スペック比較一覧(ざっくり早見表)
下記は双方の大きな違いをざっくり把握するための比較まとめです。
| 項目 | Forerunner 970 | Forerunner 965 |
|---|---|---|
| ディスプレイ | AMOLED | AMOLED |
| ベゼル素材 | チタン | チタン |
| 重量 | 56g | 53g |
| バッテリー(スマートウォッチ) | 約15日 | 約23日 |
| バッテリー(GPS) | 約26時間 | 約31時間 |
| 地図 | 日本詳細地形図(DKG)対応 | DKG対応 |
| ランニングダイナミクス | 新世代光学センサーで精度向上 | 対応(別売センサーで拡張) |
| 健康モニタリング | 新世代光学式心拍・HRV強化 | 第4世代の光学式心拍 |
| 音楽保存 | 最大2000曲 | 最大2000曲 |
| 価格帯 | 定価121,800円 | 定価84,800円 |
大まかには似ていますが、センサー類・トレーニングサポートの精度と深さで970が一歩リードしています。
デザインとディスプレイの比較
Forerunnerシリーズの中でも、970と965は「デザイン性」と「軽量性」を高い次元で両立したモデルです。
スポーツ用としての実用性はもちろん、日常使いでも違和感のない洗練されたルックスを備えています。
特に970は新しい素材構成により、タフさと上質感を両立。965も従来機からブラッシュアップされ、よりスタイリッシュに仕上がっています。
ここでは、外観や重量感、装着時のフィット感の違いを中心に、それぞれの魅力を詳しく見ていきましょう。
外観・重量
どちらのモデルもチタンベゼルで軽量かつ耐久性の高い設計となっています。
ランナーにとって軽さは長時間運動時のストレスを減らす重要な要素ですが、両者とも50g台前半と非常に軽く、装着感に大きな差はありません。
カラー展開は以下のような印象です。
- 970: 新色を含むスポーティで洗練されたデザイン
- 965: Black / White / Amp Yellow の3色でランナー向けの鮮やかな配色もあり
素材や軽さに大きな差はありませんが、970の方が新しさを感じるデザインです。
画面サイズと表示クオリティ
両者とも 1.4インチ AMOLED を採用しており、
- 高コントラスト
- 直射日光下でも見やすい
- カラー地図の視認性が高い
という共通点があります。
解像度は 454×454ピクセル と同じため、視覚的な美しさに違いはありません。
ただし、970は最新世代AMOLEDを採用しているとされ、表示の滑らかさや輝度がわずかに改善されている点が特徴です。
地図表示やウィジェットのアニメーションがよりスムーズに見えます。
操作性(タッチ+ボタン)
両者とも
- タッチ操作
- 5ボタン操作
のハイブリッド方式に対応。
ランニング中はボタン操作を中心に、普段の操作はタッチが便利というGarmin特有の操作しやすさを備えています。
ここも明確な差はありませんが、970はタッチ感度や操作レスポンスが改善され、ストレスの少ない操作性になっています。
バッテリー性能の違い
Garminの強みであるロングバッテリーは、ランナーやアウトドアユーザーが選ぶ決め手の一つ。
Forerunner 970と965のバッテリー性能は似ていますが、スペック上は日常使い・GPSともに965のほうがやや有利と言えます。
スマートウォッチモードの比較
両者ともにではなく、Forerunner 970は最大約15日間、965は最大約23日間
の連続稼働が可能。
これはAMOLEDディスプレイ搭載モデルとしてはどちらも非常に長く、
「毎日使っても週1充電でOK」
レベルの使い勝手となりますが、スマートウォッチモードだけを見ると965のほうがスタミナは上です。
GPSモードの持続時間
こちらもスペック上、
- 970:約26時間
- 965:約31時間
と、GPS単体モードでは965がリードします。
ただし970はGNSSの最適化や新世代省電力制御により、モードによっては持ち時間が逆転するケースもあり、使い方次第で印象が変わるバランスです。
SatIQやマルチバンド使用時の最適化
両モデルとも
- SatIQ(衛星自動選択モード)
- マルチGNSSマルチバンド
に対応しており、都市部でも山岳エリアでも高精度な位置情報を取得できます。
SatIQは必要に応じてGPS・GNSS性能を自動調整し、消費電力を抑える賢いモードです。
実測ベースでは、970のほうがセンサー最適化の恩恵を受け、バッテリー効率が良いと言われます。
トレーニング・分析機能の比較
Forerunnerシリーズの真価は、走力向上を支える豊富なトレーニング機能と詳細なデータ分析にあります。
970と965はいずれもハイエンドモデルとして必要な機能をすべて網羅していますが、970の方がセンサーの精度やデータの深さで一歩進化しているのが特徴です。
ランニング機能の進化
ランニング特化で見たとき、両者の違いは明確です。
ランニングダイナミクス
両モデルともランニングフォームを解析する「ランニングダイナミクス」に対応。
取得できる主な指標は
- ピッチ
- 接地時間
- 上下動
- GCTバランス(要別売センサー)
など。
しかし大きな違いはここです。
Forerunner 970
新世代の光学式心拍センサーにより、手首ベースで取得できるフォームデータの精度が向上。
別売のランダイポッドなしでも実用的な計測が可能で、より日常的にランニングフォームを改善できます。
Forerunner 965
ランダイポッド(またはHRM-Pro)を使用すれば十分高精度ですが、手首のみでの測定は970ほど精度が高くありません。
ランパワー
ランパワー(走行時のパワー指標)は、両モデルとも計測可能。
- 970:より精度の高いパワー計測(光学センサー改良)
- 965:パワー計測は可能だが、精度は970に軍配
特にインターバルや坂道を多用するランナーは、970のパワー計測が練習の質向上に役立ちます。
VO2 Max・乳酸閾値
両者ともVO2 Maxの計測に対応し、
- コンディション
- 走力の伸び
- 長期的なパフォーマンス推移
を確認できます。
また、乳酸閾値の推定にも対応しており、レースペース設定に役立ちます。
ここも基本性能は同等ですが、970のほうが心拍精度の高さから推定値がより安定している点がメリットです。
PacePro・レース予測タイム
PaceProはコースの高低差に応じて「最適なペース」を自動算出する機能で、レース攻略に欠かせないGarminの人気機能です。
- 970:新世代のレース予測ロジックで精度が向上
- 965:PacePro対応の定番フラッグシップ
特にフルマラソンを走るランナーには、970の予測タイム推定がより参考になります。
マルチスポーツ対応
両モデルとも、
- トライアスロン
- デュアスロン
- スイムラン
- 各種プールスイム
- アウトドアラン
- サイクリング
- 登山
- SUP
など、幅広いアクティビティプロフィールに対応しています。
切り替えもワンボタンで可能。
違いは?
Forerunner 970は新しいアクティビティプロフィールも追加されており、トライアスリートや多競技ユーザーに向いています。
筋力トレーニング・HIIT・その他ワークアウト
両モデルとも
- 筋トレ(部位を自動判別)
- HIITワークアウト
- ヨガ
- ピラティス
- カーディオ
- ワークアウト動画の表示
などに対応しています。
特に筋トレでは、使った筋肉の部位がグラフィック表示される機能が便利です。
違いは以下の通りです。
Forerunner 970
- センサー精度向上でレップカウントの正確性がより高い
- HIITでの心拍変動の把握が安定
Forerunner 965
- 十分な精度だが、970ほどではない
地図・ナビゲーション性能
地図機能はGarminの大きな魅力。
両モデルとも日本詳細地形図(Japan DKG Map)に対応しています。
ランナーだけでなく、登山やトレランユーザーにとっても大きなメリットです。
日本詳細地形図(Japan DKG Map)対応
- 970:最新のGPU最適化で、地図のスクロールが滑らか
- 965:地図表示は美しいが、970ほどの滑らかさはない
AMOLED表示の精細さは両者同等ですが、描画処理は970が一歩優秀です。
コースナビ/TracBack
- コースナビ(ターンバイターン)
- TracBack(来た道を戻る)
このあたりは差がありません。
ただし970はNextForkの読み込みが高速で、トレイルラン中のルート判断がよりスムーズです。
ルート作成・ルート案内(Trendline/NextFork など)
Trendline Popularity Routing(人気ルート案内)は両者共通。
NextForkナビゲーションは
- 970:新アルゴリズムで案内が正確
- 965:十分だが、970に比べ処理が遅い
健康モニタリング機能
日常の体調管理はトレーニングの質を左右する重要要素。
Forerunner 970と965はいずれも、トップクラスのヘルスモニタリング機能を備えていますが、970は新世代の光学式心拍センサーの搭載により精度がさらに向上しています。
光学心拍・HRV・ストレス
両モデルとも、
- 光学式心拍測定
- HRV(心拍変動)
- ストレスレベル
- 呼吸数
などの計測が可能。
しかし、970はセンサーがアップグレードされており、手首での心拍計測の安定性が向上。
特に以下のシーンで差が出ます。
- インターバルで心拍が急上昇する場面
- 冬の低温環境
- 高強度トレーニング
- 長時間のレースやロング走
こうした局面でも970はブレにくく、より正確なデータを提供します。
Body Battery(エネルギーモニター)
Garmin独自の指標である「Body Battery」は、身体のエネルギー残量を0〜100で可視化してくれる機能。
両者とも同じく搭載されていますが、心拍やHRVの精度向上により、970のほうが表示精度が高い傾向にあります。
睡眠スコア・睡眠ステージ計測
両者とも
- 睡眠スコア
- ステージ推定(深い睡眠/浅い睡眠/REM)
- 睡眠時の心拍数・呼吸数・血中酸素
に対応。
特に970では、睡眠ステージと回復の関係性がより細かく解析され、翌日のトレーニングレディネスの精度も向上しています。
血中酸素トラッキング
血中酸素(SpO2)は、
- 高地ラン
- 睡眠の質チェック
- 疲労度把握
に役立つ機能。
両者とも対応していますが、970はセンサーの精度がわずかに向上し、変動が安定しています。
女性の健康トラッキング
- 月経周期
- 妊娠モード
どちらもGarmin Connectアプリと連携して管理できます。
基本的な機能は両者同等ですが、Forerunner 970は皮膚温センサーを活かした、より細かな予測や分析に対応している点が特徴です。
スマート機能の比較
ランニングウォッチとはいえ、日常使いの快適性も重要です。
両モデルともスマートウォッチとしての基本機能をしっかり備えています。
音楽保存数・音楽再生
どちらも最大2000曲をウォッチ本体に保存可能。
対応サービスは
- Spotify
- Amazon Music
- LINE MUSIC
Bluetoothイヤホンでダイレクト再生でき、スマホなしでもランニングできます。
違いはほぼありませんが、970のほうが音楽再生時の心拍の乱れが少なく、精度が安定しています。
通知機能
スマホと連携すると、
- メール
- LINE
- SNS
- 通話着信
などの通知を受け取れます。
操作感は両者ほぼ同じで、タッチ操作で素早く確認できるため日常使いに便利です。
Garmin Pay / Suica
両者ともSuica対応。
ランニング中や通勤時の買い物がスムーズです。
Garmin Pay(クレジットカード決済)にも対応しているため、スマホを出さずに決済可能。
安全機能(事故検出・LiveTrack)
両者共通で
- 事故検出
- 緊急連絡先への自動メッセージ
- LiveTrack(位置情報共有)
に対応。
スマートフォンとの連携前提ですが、特に
「夜ランが多い人」「女性ランナー」「長距離走をよくする人」
などには必須級の安心機能です。
価格・コストパフォーマンス
Garminのフラッグシップモデルは、最先端のセンサー搭載や豊富な機能拡張により、価格もそれに比例して高めの設定となっています。
ただし、その高価格に見合うだけの価値を提供しており、投資として十分に検討する余地があります。
実売価格はモデルによって大きく差があり、発売時期・キャンペーン・並行輸入などの要素によっても変動します。
ここでは価格差とコストパフォーマンスの観点からチェックしていきましょう。
実売価格の違い
- Forerunner 970: 定価121,800円(税込)
- Forerunner 965: 定価84,800円(税込)
予想ですが、970が登場したことで今後965の実売価格は少し下がる可能性もあり、コスパで選ぶなら965もまだまだ魅力があります。
価格に対する機能差
- 予算に余裕があり、最新センサーで練習データの精度を求める → 970
- AMOLED・地図対応・高機能で十分満足できる → 965
という住み分けになります。
どちらを選ぶべき?タイプ別のおすすめ
Garminのフラッグシップモデルについて「どちらを選ぶべきか?」と迷っている方のために、目的別に最適な選択肢を整理しました。
ランニングに重点を置いている方には、軽量性やリアルタイム計測の精度、ランニング用のワークアウト機能が充実しているモデルがおすすめです。
ランナー向けに特化した選び方のポイントと、その条件を満たす具体的なモデルをご紹介します。
ランナー向け
- インターバル、LT走、レース中心
→ 精度重視なら Forerunner 970 - ジョグ中心、ハーフやフルに挑戦するレベル
→ Forerunner 965で十分満足
トライアスリート向け
- 競技で使用したい
- 種目数を多く登録したい
→ 970が最適
アウトドア重視
- 地図表示
- ルート作成
- 標高・NextFork
などはどちらも優秀。
ナビのスムーズさで選ぶなら970。
初心者〜中級者ランナー
- 高機能すぎても使いこなせない
- 価格を抑えたい
→ Forerunner 965がベスト
まとめ
Garmin Forerunner 970と965は、どちらもランナーのトレーニングを強力にサポートしてくれるハイスペックモデルです。
選び方の結論
- 最新センサー・最高精度・滑らかな操作性 → Forerunner 970
- AMOLED・地図・高機能をリーズナブルに → Forerunner 965
どちらを選んでも後悔しないモデルですが、
「どれだけトレーニングデータの精度にこだわるか」
が選択の分岐点になります。
Forerunner 970
Forerunner 965
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