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Tacx NEO 3M インドアサイクルトレーナーを徹底解説!どんな人におすすめ?

モデル別

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「雨の日でも外を走っているような感覚でトレーニングができたらいいな。」

そんなサイクリストの理想を叶えるのが、Garminが展開する最新インドアサイクルトレーナーTacx NEO 3Mです。

価格は 389,000円(税込)と決して安くはありません。

しかしその分、従来モデルから大幅に進化したリアルなライドフィール、±1%の高精度なパワー計測、最大25%の勾配再現など、トップアスリートも納得の性能を備えています。

本記事では、Tacx NEO 3Mの基本情報や特徴を徹底解説するとともに、人気モデル「Tacx NEO 2T」との違いや、どんな人におすすめできるのかをわかりやすく紹介します。

「NEO 3Mは本当に買う価値があるの?」と気になっている方は、ぜひ最後までチェックしてください。

目次


Tacx NEO 3Mとは?基本情報をチェック

Tacx NEO 3MはGarmin傘下のTacxが誇るスマートトレーナーシリーズ最新モデルです。

室内サイクリングの常識を変えるほどの静音性と屋外ライドに近い実走感を両立し上級者からフィットネス目的の初心者まで幅広く対応します。

モーションプレート一体型で路面の振動をリアルに再現し最大出力や勾配シミュレーションも向上。

より直感的で没入感のあるトレーニングが可能になりました。

対応アプリや接続方法も豊富でZwiftやRouvyなど主要オンラインプラットフォームとシームレスに連携できます。

価格と基本仕様

Tacx NEO 3Mは、Garminが展開するインドアサイクルトレーナーの最上位モデルです。

価格は 389,000円(税込)。

従来モデルであるTacx NEO 2T(220,000円)よりも高額ですが、リアルな走行感や安定性の面で大きく進化しています。

本体の重量は 23.6kg、設置面積は 630 × 800mm。

折り畳んだ状態では 695 × 355mm となり、使用しないときには比較的コンパクトに収納できます。

対応カセットや互換性

Tacx NEO 3Mは、Shimano/SRAMの9〜11スピードカセットを標準対応としており、CampagnoloやSRAM 12スピードを利用する場合は専用のフリーボディが必要です。

また、一部のフレーム形状やトライアスロンバイクでは互換性がない場合があるため、購入前に必ず互換リストを確認することが推奨されています。

設置スペースと重量感

重量は先述の通り 23.6kg とかなり重く、安定性は抜群。

ただし、設置や移動のしやすさという点では多少ハードルが高いのも事実です。

特に賃貸マンションなどで頻繁に出し入れする方は、設置場所をあらかじめ決めておいたほうが良いでしょう。

Tacx NEO 3Mの主な特徴と機能

最新モデルのTacx NEO 3Mは室内トレーニングを屋外ライドに近づけるための革新的な機能を多数搭載しています。

静音性やパワー精度だけでなく没入感を高める新技術が盛り込まれており上級者はもちろん初心者にとっても扱いやすい設計です。

ここでは特に注目すべき主な特徴をピックアップし実走感・トレーニング効率・接続性の観点から詳しく解説していきます。

リアルな走行感を実現する多方向モーションプレート

Tacx NEO 3Mの最大の進化ポイントは、新しく搭載された 内蔵モーションプレート。

これによりバイクが前後左右に自然に動くため、屋内にいながら実走に近いライディングフィールを味わえます。

従来の固定型トレーナー特有の「乗り心地の硬さ」を解消し、長時間のトレーニングでも体への負担を軽減します。

最大25%の勾配再現と2200Wのスプリント対応

Tacx NEO 3Mは、最大 25%の勾配 をシミュレーション可能。

さらに最大出力2200ワットのスプリントにも対応しており、上り坂や全力加速を再現した高強度トレーニングが可能です。

外でのライドに近い感覚を室内でも体験できるため、ヒルクライムやスプリント力を鍛えたいライダーに最適です。

高精度のパワー・ケイデンス・スピード計測

計測精度は誤差 1%以内。

パワー、ケイデンス、スピードといったデータを正確に計測できるため、パフォーマンスの数値管理を重視するサイクリストやトライアスリートに大きなメリットがあります。

外部パワーメーターを追加する必要がないのも魅力のひとつです。

静音性と快適な乗り心地

NEOシリーズの強みである高い静音性は3Mでも健在。

独自の磁気モーターを採用することで振動を最小限に抑え、集合住宅や深夜のトレーニングでも安心して使えます。

さらにモーションプレートによるしなやかな動きが加わり、ペダリングの自然さと快適性が向上しています。

アプリ連携で広がるトレーニング環境

Tacx NEO 3Mは、Zwift、TrainerRoad、Tacx Trainingアプリといった人気トレーニングアプリとシームレスに連携できます。

Garmin Connectアプリにも自動的にデータをアップロードできるため、日々のトレーニング管理や分析がスムーズ。

屋内トレーニングを続けるモチベーションにもつながります。

他モデルとの違い・比較ポイント

最新のTacx NEO 3Mは従来モデルや他社製スマートトレーナーと比べて走行感・静音性・拡張性のすべてを底上げしたプレミアム機です。

ここでは特に注目度の高い前世代「Tacx NEO 2T」やWahoo KICKRなど人気モデルとの違いを整理しどんなユーザーに向いているのかを詳しく見ていきます。

アップグレードを検討しているライダーはもちろん初めてスマートトレーナーを導入したい方もここを押さえておけば後悔のない選択ができるでしょう。

Tacx NEO 2Tとの違い


Tacx NEO 3Mは、従来モデルのNEO 2Tをベースに進化した最上位モデルです。

両者の大きな違いは以下の通りです。

モーションプレート

  • NEO 3M:標準搭載(多方向の動きを再現し、リアルな乗り心地を実現)
  • NEO 2T:非搭載(オプションのTacx Motion Platesを別途購入する必要あり)

価格

  • NEO 3M:389,000円(税込)
  • NEO 2T:220,000円(税込、現在は販売終了)

重量と設置面積

  • NEO 3M:23.6kg、設置面積 630×800mm
  • NEO 2T:21.5kg、設置面積 575×750mm

互換性

  • NEO 3M:一部のバイクで非対応モデルあり(トライアスロン・TTバイクや特殊フレーム)
  • NEO 2T:幅広い互換性があり、多くのライダーに対応

共通点

  • 最大2200Wまでのスプリント対応
  • 最大25%の勾配再現
  • ±1%の高精度パワー計測
  • 優れた静音性と安定性

Tacx NEO 2Tとの違いまとめ

NEO 2Tはコストパフォーマンスに優れた完成度の高いモデルで、NEO 3Mはそれをさらに進化させた「究極のインドアトレーナー」。

特にモーションプレートを標準搭載している点が最大の違いです。

Wahoo KICKRとの比較



インドアトレーナー市場で人気の高い「Wahoo KICKR」と比べても、Tacx NEO 3Mは強力な選択肢です。

  • 静音性:どちらも非常に静かで、実走環境では差はほぼ体感しにくいレベル。
  • ライドフィール:NEO 3Mはモーションプレート内蔵で前後+左右の動きに対応。KICKRは左右の微揺れのみ。前後動まで求めるならKICKR MOVE(前後14cm)かNEO 3M(約5cm)を検討。
  • 対応アプリ:両者ともZwiftやTrainerRoadなど主要アプリに幅広く対応。
  • 価格目安:KICKR=約18.8万円、KICKR MOVE=約23万円、NEO 3M=約39万円。

Wahoo KICKRとのとの違いまとめ

「予算重視ならKICKR(またはより安価なKICKR CORE 2)、前後動を含む実走感を突き詰めるならNEO 3MかKICKR MOVE」という棲み分けが実情に近いです。

購入前に注意したいポイント

Tacx NEO 3Mは高性能で魅力的なスマートトレーナーですが購入前にいくつか確認しておきたい注意点があります。

特に設置環境や使用目的によっては想定外のコストや制約が発生する場合があるため事前チェックが欠かせません。

ここでは代表的な注意事項をまとめ後悔しないためのポイントを詳しく解説していきます。

互換性がないバイクモデルがある

Tacx NEO 3Mは幅広いロードバイクやグラベルバイクに対応していますが、一部のTTバイクやディスクブレーキ搭載モデルなどでは互換性がない場合があります。

特にチェーンステー形状やリアエンドの設計によっては取り付けできないことがあるため、公式サイトの互換リストを事前に確認しておくことが必須です。

設置スペースや重量のハードル

本体は 23.6kg とかなり重く、設置面積も 630 × 800mm と広めです。

移動や収納のしやすさよりも「安定性」を優先した設計のため、使用環境によっては置き場所に苦労するかもしれません。

ワンルームや賃貸マンションに住んでいる方は、常設できるスペースを確保しておくことが望ましいです。

価格に見合う価値があるか

Tacx NEO 3Mの価格は389,000円と、インドアトレーナーの中でも最高クラス。

NEO 2TやWahoo KICKRなどの20万円台モデルでも十分に高性能なため、「本当に自分に必要な機能かどうか」を見極める必要があります。

特に以下の条件に当てはまらない場合は、ややオーバースペックになる可能性があります。

  • 本格的にトレーニングデータを管理したい
  • Zwiftなどでリアルな走行感を重視する
  • 長時間の室内トレーニングを快適に行いたい

Tacx NEO 3Mはどんな人におすすめ?


ハイエンドスマートトレーナーの中でもTacx NEO 3Mは性能・静音性・臨場感のバランスが突出しています。

レース志向のサイクリストはもちろん自宅で効率よくトレーニングしたいフィットネス層にも適したモデルです。

ここではライフスタイルや目的別にNEO 3Mが特にフィットするユーザー像を整理して紹介します。

Zwiftやバーチャルライドを本格的に楽しみたい人

Zwiftなどのバーチャルライドアプリは、トレーナーの性能によって臨場感が大きく変わります。

Tacx NEO 3Mは25%の勾配再現と多方向モーションプレートによって、室内でも「坂を登っている感覚」や「路面の細かな変化」を体感できます。

ゲームのように楽しみながら、実走に近いトレーニングを求める人にピッタリです。

高精度なデータを重視するサイクリストやトライアスリート

パワー、ケイデンス、スピードを誤差 ±1%以内で計測できるのは、世界でも数少ないレベルの精度です。

レースに向けてパワートレーニングを徹底したいサイクリストや、トライアスロンの室内練習で数値管理を重視する人にとって、大きな武器になります。

雨天や冬でも効率的にトレーニングしたい人

外で走れない日が続くと、練習量が落ちてしまうのがサイクリストの悩み。

Tacx NEO 3Mなら、雨の日や冬場でも負荷の高い練習を効率的にこなせます。

静音性が高いため、夜間や集合住宅でも周囲に配慮しながら使えるのも大きなメリットです。

ハイエンド機材に投資できる本格派ライダー

価格は約39万円と決して安くありません。

しかし「年間を通して室内トレーニングをメインにする」「実走に近い感覚で快適にトレーニングしたい」という人にとっては、十分に価値のある投資です。

特にロードレースやアイアンマンなどに挑戦するアスリートにとっては、間違いなく頼れるパートナーになります。

まとめ

Tacx NEO 3Mは、Garminが誇るインドアサイクルトレーナーのフラッグシップモデルです。

  • 内蔵モーションプレートによるリアルなライドフィール
  • 最大25%の勾配再現と2200W対応の圧倒的パワー
  • 誤差±1%以内の精密な計測精度
  • 高い静音性と安定性

といった特徴により、「室内でも外を走るような体験」を実現しています。

ただし、価格は約39万円と高額であり、設置スペースや一部のバイク互換性にも注意が必要です。

NEO 2TやWahoo KICKRと比較しても、NEO 3Mは「究極のインドアトレーニング環境を求める人」に最適なモデルだと言えるでしょう。

まとめると、Tacx NEO 3Mは

  • Zwiftなどのバーチャルライドを本格的に楽しみたい人
  • 高精度なデータでトレーニング管理をしたい人
  • 年間を通して室内トレーニングを快適に行いたい人

に強くおすすめできる一台です。

インドアトレーニングを“ただの代替手段”ではなく、実走以上に効率的な練習環境に変えてくれる。

それがTacx NEO 3Mの最大の魅力と言えるでしょう。

Tacx NEO 3M


Tacx Neo 2T