Garmin新型Rally210/110登場!特徴・価格・進化点を徹底解説
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サイクリストにとって「パワーメーター」は、トレーニングの質を高め、レースでのパフォーマンスを最大化するために欠かせない機材です。
その中でも高い信頼を誇るのがGarmin(ガーミン)のペダル型パワーメーター「Rally」シリーズ。
そんなRallyシリーズが 4年ぶりに大幅モデルチェンジ を迎え、2025年9月25日に「Rally 210」「Rally 110」として発売されます。
バッテリーの進化、軽量化、そして計測精度やメンテナンス性まで改良された今回の新モデルは、初心者から上級者まで幅広いライダーに注目されています。
本記事では、新型「Rally 210」「Rally 110」の特徴、価格、進化したポイントを徹底解説します。
購入を検討している方や最新のパワーメーター事情を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
前モデルRally 200
前モデルRally 100
Garmin新型「Rally 210」「Rally 110」とは?
Garminの新型パワーメーター「Rally 210」「Rally 110」は、これまでのRallyシリーズを進化させた次世代モデルです。
従来機の精度と耐久性を受け継ぎながら、計測精度の向上(±1.0%)や充電式バッテリーへの対応など、最新のサイクリストニーズに応える改良が多数盛り込まれています。
ロード、トライアスロン、グラベル、MTBといった多様なライドスタイルに合わせて、LOOK KEO・SPD-SL・SPDの3種類のクリート規格に対応。
ペダル軸内にセンサーを内蔵しながら軽量化も進み、レース志向から週末ライド派まで幅広く使える万能パワーメーターとして注目を集めています。
発売日とラインナップ
Garminの新型ペダル型パワーメーター「Rally 210」「Rally 110」は、2025年9月25日(木) に発売されます。
ラインナップは以下の通りで、利用しているペダル規格や用途に応じて選択可能です。
- Rally RK210 / RK110:LOOK KEO対応
- Rally RS210 / RS110:SPD-SL対応
- Rally XC210 / XC110:SPD対応(MTBやグラベル向け)
210シリーズは デュアルセンサー(左右計測対応)、110シリーズは シングルセンサー(片側計測) という違いがあります。
価格と重量一覧
それぞれの価格と重量は以下の通りです。
製品名 | 対応クリート | 本体重量(左右合計) | 価格(税込) |
---|---|---|---|
Rally RK210 | LOOK KEO | 312g | 174,900円 |
Rally RS210 | SPD-SL | 312g | 174,900円 |
Rally XC210 | SPD | 436g | 189,800円 |
Rally RK110 | LOOK KEO | 320g | 107,800円 |
Rally RS110 | SPD-SL | 320g | 107,800円 |
Rally XC110 | SPD | 444g | 115,800円 |
ロードバイクユーザーなら LOOK KEO または SPD-SL、MTBやグラベルライダーなら SPD を選ぶのが基本となります。
新モデルの進化ポイント
新型「Rally 210」「Rally 110」は、従来モデルから大幅にアップデートされ、サイクリストにとって使いやすさと性能の両立を実現しています。
ここでは、主な進化ポイントを詳しく見ていきましょう。
バッテリー性能の向上
新しいRallyシリーズは 充電式バッテリー(内蔵型) を採用し、フル充電で約90時間の稼働が可能になりました。
さらに 急速充電 に対応しており、わずか15分の充電で約12時間も使用できます。
これにより、遠征やトレーニング前の充電忘れにも柔軟に対応でき、安心感が大幅に向上しました。
無駄な電力消費を抑える「トラベルモード」
移動時や保管時に起こる不要な動作検知を防ぐため、「トラベルモード」 が新搭載。
これにより無駄なバッテリー消費を抑制し、より長時間の使用が可能になっています。
軽量化と耐久性の両立
素材には、
- LOOK KEO / SPD-SL対応モデル → カーボン+樹脂(プラスチック)
- SPD対応モデル → アルミニウム
を採用。
これにより、従来より軽量でありながら高い耐久性を実現しています。
特にロード用モデルではヒルクライムや長距離ライドにおける負担軽減が期待できます。
デザインの刷新で使いやすさ向上
新モデルは計測センサーをスピンドル内に収納することで、落車時などの破損リスクを軽減。
さらにSPD対応モデルでは スタックハイトを11.5mmに短縮 し、よりダイレクトなペダリングフィールを実現しています。
また、ペダルレンチと六角アーレンキーを使えば分解・オーバーホールも容易。
メンテナンス性も向上し、複数バイクでの使い回しもスムーズになりました。
ジャイロセンサー搭載
全モデルに ジャイロセンサー を搭載し、オーバルチェーンリングにも対応可能。
これにより、特殊なギア構成を使うライダーでも正確なパワーデータを取得できるようになっています。
計測精度とデータ分析機能
パワーメーターを選ぶ上で最も重要なのは「精度」と「取得できるデータの質」。
Garmin Rally 210/110は、この点でも大きな進化を遂げています。
±1.0%の高精度計測
新モデルは ±1.0%という高精度 を誇り、トップレベルのパワーメーターと肩を並べる性能を実現。
トレーニングやレースで信頼できるデータを取得できるため、効率的なパワートレーニングが可能になります。
パワーとケイデンスを可視化する「フォースデータ」
新たに搭載された 「フォースデータ」 機能により、パワーとケイデンスの関係を深く分析可能。
これにより「どの踏み込みで効率的に力を伝えられているのか」が明確になり、ライディングフォームの改善や効率的なトレーニングにつなげられます。
状況に応じて補正する「Pedal IQ」
走行状況によって計測精度が変動するのを防ぐため、「Pedal IQ」 機能が追加されました。
この機能は、ライド中の状況を検知し、自動的に補正タイミングを通知。
温度変化やバイクの付け替えによる角度変化にも対応し、常に安定したパワー計測を実現します。
Garminデバイスやアプリとの連携
Rallyシリーズは、Garminのサイクルコンピューター Edgeシリーズ をはじめ、スマホアプリ Garmin Connect に対応。
さらに Strava・TrainingPeaks・Zwift など外部サービスとも連携可能です。
これにより、
- ライドデータのリアルタイム確認
- パワー・ケイデンス・左右バランスなどの詳細分析
- データ共有やトレーニング計画への活用
がスムーズに行え、トレーニング効果を最大限に高められます。
使いやすさとメンテナンス性
最新のGarmin Rally 210/110は、単に精度が高いだけでなく、日常の使いやすさやメンテナンス性も大きく改善されています。
複数バイクを所有するライダーや、日々のトレーニングでストレスなく使いたい方にとって大きなメリットとなるポイントです。
簡単着脱で複数バイクに使い回し可能
新しいRallyシリーズは、ペダルレンチまたは六角アーレンキーを使えば、誰でも簡単に着脱できます。
これにより、
- ロードバイクとグラベルバイクの併用
- レース用・トレーニング用バイクでの使い分け
といったシーンでも柔軟に対応可能。
1セット購入すれば、さまざまなバイクで効率的に活用できます。
メンテナンスがより容易に
デザインの刷新により、内部の計測センサーを守りつつ、オーバーホール時の分解・整備が簡単 にできるようになりました。
これまでパワーメーターは「扱いが難しい」「壊れると修理が大変」というイメージがありましたが、Rally 210/110ではユーザーが安心して長期利用できる構造になっています。
ジャイロセンサーで幅広いギアに対応
標準搭載のジャイロセンサーにより、オーバルチェーンリング など特殊なギア構成でも正確な計測が可能です。
特に、パワー伝達効率を重視するライダーや、セッティングにこだわる上級者には嬉しいポイントです。
旧モデルとの比較
新型Rally 210/110は、従来のRally 200/100シリーズから大幅に進化しています。
ここでは、具体的にどの点が変わったのか、そしてどんなサイクリストに向いているのかを整理します。
Rally 200/100シリーズとの違い
項目 | Rally 200/100(旧) | Rally 210/110(新) |
---|---|---|
電源方式 | コイン電池(CR1/3N×1 または LR44/SR44×2/片側・交換式) | 内蔵リチウムイオンバッテリー(充電式/USB-C) |
稼働時間 | 最大約120時間 | 最大約90時間(急速充電対応) |
充電性能 | 電池交換 | 15分充電で最大約12時間使用可能 |
センサー配置 | ペダル軸(スピンドル)内蔵 | ペダル軸(スピンドル)内蔵(設計刷新) |
スタックハイト (SPD=XCモデル) |
13.5mm | 11.5mm(より低重心) |
計測精度 | ±1.0% | ±1.0%(Pedal IQ等で実用精度向上を訴求) |
新機能 | — | Force Data/Pedal IQ/トラベルモード |
重量(例) | RS200:320g/XC200:444g | RS210:312g/XC210:436g |
こうして比べると、旧モデルから バッテリー性能・計測精度・使いやすさ の全てにおいて進化していることが分かります。
特にUSB充電化とPedal IQ/Force Data/トラベルモードの追加により、毎日の充電・携行・データ解析が一段と快適に。
日常的に使うサイクリストには大きなメリットです。
どんなサイクリストにおすすめか?
-
Rally 210(デュアルセンサー)
→ 左右のパワーバランスやペダリング効率を詳細に分析したい、レース志向のライダーに最適。トレーニングの質を高めたい方やFTP計測を正確に行いたい方にもおすすめ。 -
Rally 110(シングルセンサー)
→ コストを抑えつつ、パワーメーターを導入したいライダーに向いています。初めてのパワーメーターとして選ぶ場合や、ホビーユーザーには十分な性能です。 -
SPD対応モデル(XC210/110)
→ MTBやシクロクロス、グラベルライドを楽しむサイクリストにおすすめ。耐久性の高さと対応シーンの広さが魅力です。
まとめ
Garminの新型ペダル型パワーメーター 「Rally 210」「Rally 110」 は、従来モデルから大きく進化し、サイクリストにとってより使いやすく、精度の高いトレーニングツールとなりました。
- 充電式バッテリー&急速充電対応 で利便性アップ
- ±1.0%の高精度計測 と「フォースデータ」「Pedal IQ」による分析機能
- 軽量化と耐久性の両立、さらに「トラベルモード」でバッテリー管理も簡単
- 旧モデルより精度・利便性ともに向上
ロード、グラベル、MTBと幅広いライドスタイルに対応し、初心者から上級者まで幅広い層におすすめできるパワーメーターです。
もしこれからパワートレーニングを始めたい方や、既存のパワーメーターからの買い替えを検討している方は、この新型Rallyシリーズを候補に入れてみてはいかがでしょうか。
前モデルRally 200
前モデルRally 100