Garmin Descent S1 Buoyの特徴と使い方|安全性を高めるダイビング通信ブイ
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「水中の状況が見えないのが不安」 「はぐれたときの初動が遅れそう」 「タンク圧や深度の変化に気づけるか心配」
ダイビングは最高に楽しい反面、もしもが頭をよぎる瞬間があります。
特に複数人で潜るときは、水面側の把握力がそのまま安全管理の質に直結します。
そこで選択肢に入ってくるのが、Garminのダイビング用通信ブイ「Descent S1 Buoy」です。
水面に展開して運用することで、水上(船上・陸上)側がダイバーの状況をリアルタイムに把握しやすくなります。
この記事では「結局なにができて、どう使えば安全につながるのか」を、購入後に迷わない流れでまとめます。
目次
Descent S1 Buoyとは?
Descent S1 Buoyは、水面に展開して使う「ダイビング用通信ブイ」です。
水上(船上・陸上)のクルーが、水中のダイバーの位置や状況を把握しやすくする目的で設計されています。
対応するDescentダイブコンピューターと連携し、モニタリングを水上側に集約できるのが大きな特徴です。
さらに、タンク圧や定型メッセージなどを活用したい場合は、必要に応じて「Descent T2」を組み合わせる運用が前提になります。
主な特徴とできること
ここでは「できること」と「安全につながる理由」をセットで整理します。
「S1単体でできること」と「T2併用で広がること」を分けて理解すると、購入後に迷いません。
S1でできること:最大8人を同時にモニタリング
最大8名まで同時に把握できるため、ショップツアーや講習など複数人運用で強みが出ます。
「誰がどこにいるか」を追いやすくなるだけで、見落としの不安が減ります。
S1でできること:水上から位置と水深を把握
水上側では、ダイバーの位置をレーダービューで把握できます。
水深も確認できるため、潜水の進行状況や変化に気づきやすくなります。
「異常が起きてから探す」ではなく「異常に近づいた段階で気づく」方向に寄せられるのがポイントです。
T2併用で広がる:タンク圧のモニタリング
タンク圧まで水上で把握したい場合は、基本的に「T2+互換ダイブコンピューター」の構成が前提になります。
S1は水上側の見える化のハブで、タンク圧の取得はT2側の仕組みが支えるイメージです。
そのため、タンク圧を重視するなら「自分のダイブコンピューターがT2に対応しているか」を先に確認しておくのが安全です。
T2併用で広がる:定型メッセージでやり取り
定型メッセージの送受信も、基本は「T2+互換デバイス」で運用の幅が広がります。
緊急時だけでなく、浮上タイミングの共有や待機指示など、事故を未然に防ぐ連絡にも使えます。
現場では文章を凝るより、意味がブレない短文を揃えるほうが運用に強いです。
アラート運用で変化に気づきやすい
水深やタンク圧など、変化を見逃したくない項目はアラート運用が効きます。
「気づくのが遅れた」を減らすための仕組みとして相性がいいです。
アラートは鳴ることより鳴った後の初動が重要なので、役割分担までセットで決めるのがおすすめです。
ダイバー側も「ブイまでの距離・方位」を目安にできる
ダイバー側は、ブイまでの距離と方向を目安にできます。
潮流や視界不良で位置感覚がズレたときに、戻るための手がかりが増えるのは安心材料になります。
使い方(準備〜当日の運用)
購入後の流れを「つまずきやすい順」でまとめます。
特に重要なのは、当日に初設定をしないことです。
準備①:目的から必要な組み合わせを決める
最初に決めたいのは「何を見たいか」です。
位置と水深の把握が主目的なら、S1中心の構成で十分なケースがあります。
一方で、タンク圧や定型メッセージを重視するなら、T2を含めた構成が前提になります。
- 水上:Descent S1 Buoy + スマホ/タブレット(Garmin Diveアプリ)
- 水中:対応するDescentダイブコンピューター
- タンク圧やメッセージを強化:上記に加えて(必要に応じて)Descent T2
「買ったのに思った運用ができない」を避けるために、ここだけは最初に固めておくのが安心です。
準備②:Garmin Diveアプリとペアリングしておく
S1はGarmin Diveアプリとの連携で運用がスムーズになります。
当日現場で初設定をすると、焦りやすく確認漏れも起きやすいです。
前日までにペアリングと画面の見方だけでも確認しておくと、運用が安定します。
Garmin Diveアプリ
準備③:ダイバー側も事前に接続・動作確認
ダイバー側(互換ダイブコンピューター、必要に応じてT2)も、前日までに接続と動作確認を終わらせておくのがおすすめです。
「現場でつながらない」だけで時間も体力も削れます。
確認するポイントはこの3つです。
- 水上側のアプリにダイバーが表示されるか
- 水深表示が安定して更新されるか
- (T2運用なら)タンク圧やメッセージが想定どおり反映されるか
当日①:ブイを水面に展開し、安定するように固定
ブイを水面に浮かべ、テザー等で安定させます。
波・潮・船の動きがある前提で、流されない設置を最優先にします。
「水面で見える化する機器」なので、まずはブイの安定がすべての土台になります。
当日②:水上でレーダービューを確認し、必要ならアラート運用
水上側でダイバーの位置と水深を確認します。
(T2構成なら)タンク圧なども合わせて確認できます。
アラートを使う場合は「誰が見るか」「鳴ったら何をするか」まで決めておくと、初動が速くなります。
当日③:定型メッセージは短く・同じ意味で統一
定型メッセージは、短くて誤解が出ない運用が向いています。
よく使う文言を事前に揃えておくと、迷いが減って連携が取りやすくなります。
おすすめの考え方は「同じ意味を1種類に固定する」です。
- 例:「浮上してください」系は1文に統一
- 例:「集合」系は集合場所(ブイ)を必ず含める
- 例:「OK」系は“受信した”の意味に限定する
安全性と注意点
便利な機器ほど「使いどころ」を押さえるだけで安全度が上がります。
過信せず、基本手順の上に追加の安全装備として組み込むのが正解です。
通信距離は最大値どおりに期待しない
通信距離は、海況・障害物・姿勢・電波環境などで条件が変わります。
SubWaveの「最大約100m」は、見通し条件など前提がある数値として捉えるのが安全です。
余裕を見た運用を前提にしておくと、想定外が起きたときにも崩れにくいです。
防水等級はIPX8(水深10m)
防水等級はIPX8(水深10m)です。
運用時は水面で安定させることを前提にし、波や船の動きでも位置が崩れない設置を優先してください。
基本の安全手順は別枠で守る
この製品は安全性を補助するツールです。
潜水計画、バディ手順、緊急時対応などの基本を前提に「上乗せの安全装備」として使うと価値が出やすいです。
「見える化できる=安全」ではなく、「見える化を判断と初動につなげる」ことで安全性が上がります。
主要スペックまとめ
購入判断に必要なところだけ整理します。
- 防水:IPX8(水深10m)
- 稼働時間:約15時間
- 接続:Bluetooth/Wi-Fi/ANT/SubWave
- 衛星測位:GPS/GLONASS
- モニタリング人数:最大8名
- Wi-Fi通信距離:約60m
- SubWave通信距離:最大約100m(条件で変動)
- 付属品:キャリーケース/テザー/チャージングケーブル/保証書
価格・発売日・対応機種
価格は407,800円(税込)です。
発売日は2025年8月1日です。
対応機種は「互換性のあるDescentダイビングコンピューター」が案内されています。
タンク圧や定型メッセージまで運用したい場合は、追加でDescent T2の組み合わせが前提になるため、購入前に自分の機種が対応しているかを公式の対応表で確認してください。
よくある質問
水上からの見守りに関して、よく聞かれる疑問をQ&A形式でまとめました。
Q. これがあれば「はぐれ」がゼロになりますか?
ゼロにはできません。
ただし、水上から位置や状況を把握しやすくなることで、リスクを下げる方向に働きます。
重要なのは「見えるようになった情報を、判断と初動に落とし込む」運用設計です。
Q. 何人まで同時に見られますか?
最大8名です。
講習やショップツアーなど複数人運用のときほど、効果が出やすい設計です。
Q. タンク圧はS1だけで見られますか?
タンク圧まで水上で見たい場合は、基本的にT2と互換ダイブコンピューターの構成が前提です。
S1は水上側のモニタリングをまとめる役割なので、「タンク圧も必要か」を先に決めて構成を組むのがおすすめです。
Q. 定型メッセージは誰でも使えますか?
定型メッセージも、T2併用や互換機器など前提条件があります。
購入前に公式の対応機種・運用条件を確認し、実際の現場フローに合うかをチェックしてください。
Q. まず最初にやるべき設定は?
水上側のGarmin Diveアプリとのペアリングと、運用前の動作確認です。
当日の現場作業を減らすほど、運用が安定しやすくなります。
まとめ
Descent S1 Buoyは、水上と水中をつなぎ、水上側がダイバーの状態や位置を把握しやすくする通信ブイです。
位置と水深のモニタリングにより、安全管理を見える化できます。
さらに、タンク圧や定型メッセージまで強化したい場合は、T2と互換ダイブコンピューターを組み合わせる運用が前提になります。
一方で、通信距離や安定性は環境に左右されるため、最大値に頼らず余裕を見た運用設計が重要です。
基本の安全手順を土台にして、上乗せの安全装備として取り入れると、導入価値を最大化できます。