Garmin HRM600とHRM200の違いを徹底比較|機能・価格・選び方ガイド
「本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれています。」
Garminから登場した胸部装着型ハートレートセンサー「HRM600」と「HRM200」は、心拍数の正確な測定だけでなく、アスリートやフィットネス愛好家に向けた高度な解析機能を搭載した注目のデバイスです。
HRM600は新たにランニングダイナミクス機能を強化し、フォーム改善や運動効率の向上をサポート。
HRM200はシンプルながら高精度な心拍測定を実現し、日常のトレーニングに最適です。
本記事では、両モデルの違いやスペック比較、使用シーンに応じた選び方まで、実際の仕様に基づいて詳しく解説していきます。
価格や対応機器、バッテリー寿命などの実用面も含めて、購入を検討している方にとって有益な情報をお届けします。
正確な情報をもとに、自分に最適なハートレートセンサーを選びましょう。
目次
- Garmin HRM600・HRM200とは?それぞれの特徴
- HRM600とHRM200のスペック比較
- こんな人におすすめ!HRM600とHRM200の選び方
- HRM600・HRM200を使った活用シーンと体験レビュー
- まとめ|HRM600とHRM200はどう使い分けるべき?
Garmin HRM600・HRM200とは?それぞれの特徴
GarminのHRMシリーズは、胸に装着するタイプの高精度心拍センサーです。
中でも「HRM600」と「HRM200」は、それぞれ異なる用途と性能で、目的に応じた心拍データの取得をサポートしてくれます。
ここではまず、上位モデルにあたるHRM600の特徴から解説していきます。
HRM600|高度なランニング解析とスポーツ追跡が可能な上位モデル
HRM600は、Garminが開発した最上位クラスの胸部装着型ハートレートセンサーです。
心拍数だけでなく、心拍変動(HRV)も高精度で計測可能。
特に注目すべきは、ランニングフォームの詳細な分析を可能にする「新ランニングダイナミクス機能」です。
対応するGarminウォッチ(※Forerunner 970など)と連携することで、「ランニングエコノミー」「ステップスピードロス」「ランニングペースと距離」などを解析できます。
これにより、ランニング効率の改善や怪我の予防、フォームの最適化に役立ちます。
さらに、ウォッチの装着が難しいスポーツ(例:サッカー、バスケットボール)でも、HRM600単体で記録が可能。
内蔵ストレージにデータを保存し、後からGarmin Connectに自動で同期されます。
これにより、18種類のアクティビティに対応する多機能センサーとして活用できます。
また、バッテリーは充電式で約2ヶ月稼働(使用頻度により異なる)。バンドは洗濯機で洗える素材で、清潔を保ちつつ長期間使用可能です。
Forerunner 970
HRM200|シンプルで扱いやすいエントリーモデル
HRM200は、HRM600の下位モデルとして登場したシンプル設計の心拍センサーです。
HRM600のような高度なランニング解析機能は搭載されていませんが、心拍数とHRVの正確な測定が可能で、基本的なトレーニングには十分な性能を持ちます。
バッテリーはコイン型電池「CR2032」を使用し、交換不要で約12ヶ月の長寿命。
バンドはHRM600と同じく洗濯可能で、快適な装着感が特徴です。
コストパフォーマンスにも優れ、価格はHRM600の約半額(※13,800円/税込、HRM600は25,800円)となっています(※出典:Garmin公式ストア)。
対応デバイスとの連携によって、Garmin Connect上で心拍数やアクティビティを管理可能。
エントリーユーザーにとって導入しやすいモデルです。
共通する基本機能と装着感の違い
HRM600・HRM200の共通点としては、いずれも胸部に装着して心拍数やHRVを計測できる点が挙げられます。
胸部での計測は、手首型のセンサーに比べて精度が高く、ランナーやトレーニーに支持される理由の一つです。
両モデルともに、サイズは「M-XL(胸囲80〜119cm対応)」と「XS-S(胸囲60〜85cm対応)」の2展開で、体格に合わせて選びやすくなっています。
また、センサーモジュールは簡単に着脱でき、バンド部分は洗濯機での洗浄に対応。
清潔を保ちながら快適に使用できます。
唯一、HRM600はステータスLEDで動作確認ができるなど、ユーザーにとっての視認性や使いやすさでも一歩リードしています。
HRM600とHRM200のスペック比較
HRM600とHRM200は、どちらも高精度な心拍測定が可能なGarmin純正のセンサーですが、対応している計測項目には違いがあります。
特に、トレーニングデータの深さや分析の精度を求めるユーザーにとっては、その違いが重要な選定ポイントとなります。
ここでは、両モデルのスペックを比較しながら、具体的にどんなデータが取得できるのかを見ていきましょう。
計測できるデータの違い(HRV、ランニングダイナミクス)
HRM600とHRM200はどちらも心拍数とHRV(心拍変動)の計測が可能です。
HRVはストレスレベルやリカバリー状態を評価するための重要な指標で、どちらのモデルでも高精度に取得できます。
大きな違いは、HRM600だけが「ランニングダイナミクス」に対応している点です。
これはGarminの上位モデル「Forerunner 970」とペアリングすることで利用可能で、以下のような項目が解析されます。
- ランニングエコノミー(走行効率の数値化)
- ステップスピードロス(接地時のスピード減少)
- ペースと距離の自動分析
これらのデータを活用することで、ランニングフォームの癖や改善点を可視化でき、競技力向上に直結します。
一方、HRM200にはこれらの高度な分析機能はなく、基本的な心拍データの収集に特化しています。
バッテリー・防水性能・重量の比較
項目 | HRM600 | HRM200 |
---|---|---|
バッテリー | 充電式(約2ヶ月) | ボタン電池(約12ヶ月) |
防水等級 | 5ATM(50m防水) | 3ATM(30m防水) |
総重量(M-XL) | 61g | 63g |
HRM600はUSB充電式で、約2ヶ月間の使用が可能(使用状況による)。
頻繁な充電が気にならないユーザー向けです。
一方、HRM200は交換型のCR2032ボタン電池で、約1年間の稼働が可能。
長期間の使用でもメンテナンスが少なく済む点が特徴です。
また、防水性能はHRM600の方が高く、50m防水に対応。水泳などのスポーツにも安心して使用できます。
重量はわずかにHRM600の方が軽量ですが、体感差はほとんどありません。
サイズ・フィット感・着脱のしやすさ
両モデルとも、XS-S(胸囲60〜85cm対応)とM-XL(胸囲80〜119cm対応)の2サイズ展開で、さまざまな体型に対応しています。
装着感については、HRM600のバンドは通気性と伸縮性に優れた素材を使用し、快適なフィット感を実現しています。
また、センサーモジュールの着脱が容易で、バンド自体も洗濯機で洗えるため、常に清潔な状態を保てます。
HRM200も同様に洗濯対応ですが、LEDによるステータス表示がないため、動作状態を確認するには接続機器側でのチェックが必要になります。
アプリ連携・対応デバイスの違い(Forerunner 970等)
どちらのモデルもGarmin Connectアプリと連携可能で、取得したデータをクラウドに保存・可視化できます。
対応デバイスに関しては、HRM600がより上位機種との親和性が高く、特に「Forerunner 970」や「Forerunner 570」との組み合わせで最大の性能を発揮します。
一方、HRM200は多くのGarminデバイスと基本的な心拍データの連携が可能ですが、ダイナミクス機能は利用できません。
スポーツの分析よりも、日々のフィットネス記録が目的であればHRM200でも十分です。
こんな人におすすめ!HRM600とHRM200の選び方
Garminの心拍センサーは用途に応じて選ぶことで、トレーニング効果を最大限に引き出すことができます。
ここでは、HRM600とHRM200のそれぞれの特徴を踏まえ、どんなユーザーにどちらのモデルが向いているのかを整理しました。
購入前に自分の目的と使い方に合ったモデルを選びましょう。
HRM600が向いているユーザー(ランナー・トレーニング重視派)
HRM600は、ランニングパフォーマンスの向上を目指す本格的なトレーニング志向のユーザーに最適です。特に以下のような目的を持つ人におすすめです。
- ランニングフォームの解析を行いたい人:ランニングダイナミクスを用いて接地時間やスピードロスを数値化し、効率の良いフォームへ改善可能。
- 複数のスポーツに対応したセンサーを探している人:内蔵ストレージでウォッチ非装着時でも記録が可能なため、サッカーやトライアスロンなどウォッチが邪魔になるスポーツにも対応。
- 防水性能が高いモデルを求める人:5ATMの防水等級で水泳などのアクティビティでも使用可能。
- 常に最新のGarminデバイスと連携して活用したい人:Forerunnerシリーズの上位モデルとの高い互換性あり。
価格は高めですが、多機能で長期的に見るとパフォーマンスの向上や故障のリスク軽減といった面でコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
HRM200が向いているユーザー(初心者・日常利用派)
HRM200は、ランニング初心者やシンプルなトレーニング記録を求めるユーザーに適しています。
以下のようなニーズを持つ人におすすめです。
- 心拍数とHRVを正確に記録したい人:ランニングダイナミクスなどの複雑な機能は不要だが、基本データは正確に記録したい層に最適。
- ランニング初心者やダイエット目的で運動している人:Garmin Connectでの可視化により、日々のモチベーション維持に貢献。
- メンテナンスを手軽に済ませたい人:CR2032電池で約1年間のバッテリー寿命があり、充電不要。バンドも洗濯機洗い対応で手間がかからない。
- 価格を抑えたい人:定価は約13,800円とリーズナブルで、HRM600の約半額。
特別なトレーニング機能が不要な一般ユーザーには、価格と性能のバランスに優れたHRM200がぴったりです。
コストパフォーマンスの観点からの選び方
コストパフォーマンスを重視する場合、以下のポイントを比較して判断するのが有効です。
項目 | HRM600 | HRM200 |
---|---|---|
本体価格 | 約25,800円(税込) | 約13,800円(税込) |
測定可能データ | 心拍、HRV、ランニングダイナミクス | 心拍、HRV |
バッテリー寿命 | 約2ヶ月(充電式) | 約12ヶ月(電池式) |
防水性能 | 5ATM(50m) | 3ATM(30m) |
洗濯対応バンド | ◯ | ◯ |
価格差に見合う機能が必要かどうか、今後のトレーニングの方向性を踏まえて選択することが重要です。
フォーム改善や競技レベルの向上を目指すならHRM600が有利ですが、ライトな使い方ならHRM200でも十分です。
HRM600・HRM200を使った活用シーンと体験レビュー
Garminの心拍センサーHRM600・HRM200は、単なる心拍計測にとどまらず、Garmin Connectとの連携によってその真価を発揮します。
実際の使用者からは「データが可視化されることで、自分の体の状態がより明確に把握できるようになった」という声も多く、トレーニングや日常の健康管理において大きな武器となっています。
ここでは、具体的にどんな活用ができるのかをご紹介します。
Garmin Connectとの連携で可能になること
HRM600・HRM200の真価は、Garminの専用アプリ「Garmin Connect」と連携することで発揮されます。
計測データはBluetoothまたはANT+経由でアプリに送信され、詳細な統計情報やグラフとして視覚的に確認できます。
HRM600を使えば、例えば「ステップごとの接地時間」や「垂直振動」などのランニングフォームの情報が取得でき、ランナーにとって極めて有用なフィードバックが得られます。
また、HRM200でも心拍数の変動を追うことで、日々のストレスやリカバリー状況を把握しやすくなります。
Garmin Connectでは週間・月間のトレンドも分析可能で、トレーニング計画の立案や健康管理に役立ちます。
特にHRV(心拍変動)は、睡眠の質や疲労度を可視化する指標として重宝されており、両モデルで取得可能です。
フォーム改善やパフォーマンス向上の実感
HRM600ユーザーからは、ランニングダイナミクスによって「接地時間が長すぎる」「左右バランスが偏っている」など、具体的な課題を知ることができ、フォーム改善の指針が得られるという声が多く寄せられています。
例えば、あるランナーは「ステップスピードロス」の数値を改善することで、同じペースで走っても疲労感が軽減されたと報告しています。
これは、より効率の良いランニングフォームに調整された結果です(※出典:Garmin公式フォーラム)。
一方で、HRM200ユーザーからは「手首型では得られなかった正確な心拍数をリアルタイムに把握できる」という評価が多く、ペース配分やインターバルトレーニングの管理に役立っているとの意見があります。
精度を重視するトレーニングにおいては、胸部装着型の優位性が明確です。
バンドの洗濯やメンテナンス方法
HRM600・HRM200ともに、バンドは洗濯可能な設計になっており、定期的なメンテナンスで衛生状態を保つことが可能です。
洗濯の際は、センサーモジュールを取り外し、中性洗剤を使用してネットに入れて洗濯機で洗うことが推奨されています。
乾燥機は使用せず、風通しの良い場所で陰干ししてください(※出典:Garmin公式マニュアル)。
HRM600はセンサー部にLEDインジケーターがあり、正常動作や接続状態を視覚的に確認できる点も便利です。HRM200にはこの機能はありませんが、アプリ側で接続状態を確認すれば問題ありません。
バッテリーに関しては、HRM600はUSBでの充電が必要ですが、約2ヶ月持続するため頻繁な充電は不要です。
HRM200はボタン電池式で、使用頻度にもよりますが年1回程度の交換で済むため、手間がかかりません。
まとめ|HRM600とHRM200はどう使い分けるべき?
Garminの心拍センサー「HRM600」と「HRM200」は、どちらも高精度な計測が可能な優秀なデバイスです。
しかし、目的や使い方によって最適な選択は異なります。
ここでは、これまでの内容をもとに両モデルの違いを比較一覧表で振り返りながら、あなたに合ったモデルを選ぶヒントを整理していきます。
比較一覧表でおさらい
Garmin HRM600とHRM200の特徴を以下の表で整理します。
項目 | HRM600 | HRM200 |
---|---|---|
主な用途 | 高度なランニング分析、マルチスポーツ | 日常的なトレーニング、入門用 |
測定可能な指標 | 心拍、HRV、ランニングダイナミクス | 心拍、HRV |
対応スポーツ | ランニング、バイク、水泳など18種以上 | ランニング、サイクリングなど |
防水性能 | 5ATM(50m) | 3ATM(30m) |
バッテリータイプ | USB充電(約2ヶ月) | CR2032電池(約12ヶ月) |
価格(税込) | 約25,800円 | 約13,800円 |
サイズ展開 | M-XL、XS-S | M-XL、XS-S |
洗濯対応 | ○ | ○ |
LEDステータス表示 | あり | なし |
対応Garminデバイス | 上位機種推奨(Forerunner 970など) | 一般機種対応 |
最終的な選択のポイントはここ!
Garmin HRM600とHRM200のどちらを選ぶべきかは、使用目的と自身のトレーニングスタイルに大きく左右されます。
HRM600が最適な人
- 自分のランニングフォームを細かく分析したい
- 高度なデータを活用してパフォーマンスを高めたい
- サッカー、バスケットボール、水泳など多様なスポーツに対応したい
- 最新のGarminウォッチを使用している or 導入予定
HRM200が最適な人
- 正確な心拍測定が目的で、フォーム解析までは不要
- ランニングやウォーキングなど日常的な運動に使いたい
- 手間をかけず、簡単に心拍データを管理したい
- なるべくコストを抑えて導入したい
価格差はありますが、それぞれのモデルが持つ機能と価値は明確に分かれています。
性能を活かしきれるかどうかを基準に、自分に合ったモデルを選ぶことが最も重要です。
正しい選択が、トレーニングの質と継続性を大きく左右するでしょう。